木材の強度
- 木材の強度は力のかかる方向によって異なってくる(異方性)
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- 圧縮
- 繊維方向の圧縮強度のほうが繊維と直角方向の圧縮強度よりも大きい
- 土台の場合、かかる力は、繊維と直角方向なので(最も弱い方向)、柱の載る場所の強度が十分でないと、柱がめり込んでしまう。


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- 座屈
- 柱が短い場合は繊維方向の圧縮強度が十分あれば、安定するが、
- 柱が長い場合は座屈による破壊を起こす場合があるので、注意する

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- せん断
- せん断破壊は、引張破壊と同様脆性的(もろい)でねばりがない
- 洋小屋組の部分で 合掌 が ろくばり に接合する部分(図のa−b)でせん断破壊を起こすことがあるので、端からの距離を十分とる
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- 横架材の接合は蟻継ぎよりも鎌継ぎの方が強い
- 蟻継ぎの場合、引っ張られると仕口が開かれる、つまり木材の繊維方向に垂直な引張力(横引っ張り)が加わる。木材は横引っ張りに最も弱い。
- 鎌継ぎの場合、継ぎ手と仕口の間にせん断力が生じる。一般的に、木材のせん断強度
は横引っ張り強度より大きいので、端からの距離が十分であれば破壊することはない。


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